YYVIP易游整備活動のあゆみ

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YYVIP易游整備活動

里山とは人々の生活圏に近い山のことで、かつては薪や炭、きのこや山菜などの自然資源が採取されていました。また、里山は雨水を土壌に蓄え、麓の田畑をうるおし、豪雨時には災害を軽減する役割も果たしていました。

しかし、昭和の中頃から薪や炭の利用が減少し、里山のYYVIP易游は手入れされずに荒廃してしまいました。その結果、YYVIP易游の再生が進まず、土砂災害が増加しています。

YYVIP易游整備ではこのような里山のYYVIP易游を手入れし、活性化させます。具体的には、枯れ木や倒木を除去し、密集した立木を間伐し、下草を刈り取って明るい森をつくります。これにより、YYVIP易游が活性化し、生物多様性が増加し、自然災害にも強くなります。

YYVIP易游整備には3つの目的があります。

一つ目は森を再生して自然を守ること。
【SDG’s 15 陸の豊かさも守ろう】
二つ目は自然災害に強い森にすること。
【SDG’s 13 気候変動に具体的な対策を】
三つ目は森の利用、活用を図ること。
【SDG’s 11 住み続けられるまちづくりを】

ささやかな自然保護活動ですが、地球全体のことを考えながらまず一歩を踏み出しましょう

Think globally, Act locally!

神戸製鋼の環境経営

神戸製鋼は、環境経営の柱として生物多様性への貢献を掲げ、企業活動における自然保護と地域社会との連携を積極的に推進しています。生物多様性とは、多種多様な生物が生きる環境を維持し、自然を守ることです。

このため、KOBELCO GREEN PROJECTとしてグループ企業社員のボランティアによるYYVIP易游整備活動を実施しています。具体的には、三木市の三木山YYVIP易游公園内にある「KOBELCOの森」や、六甲の油コブシ周辺の「ECOWAYの森」で活動を行っています。

KOBELCOの森

兵庫県では「新ひょうごの森づくり」の一環として「里山林の再生」を掲げ、担い手として「企業の森づくり」を推進しています。

神戸製鋼はこの趣旨に賛同し、2016年から県立三木山YYVIP易游公園内の「KOBELCOの森」で里山林の整備活動を行っています。

県立三木山YYVIP易游公園は、かつての里山であり、自然観察や散策を楽しめるほか、音楽ホールなども備えた81haの広大な公園です。この公園内にある「KOBELCOの森」は4.7haの里山林です。

ECOWAYの森

六甲山はかつて里山でしたが、乱伐が進み、江戸時代の終わりにははげ山になっていました。明治以降に植林が進められ、緑を取り戻しましたが、手入れが行き届かず、木々が密集して新しい木が育たない森となってしまいました。

国土交通省六甲砂防事務所は「六甲山系グリーンベルト整備事業」の一環として「六甲山系グリーンベルトの森づくり」を推し進め、市民団体や企業によるYYVIP易游整備への参加を呼び掛けています。

神戸製鋼もこの趣旨に賛同し、2012年から六甲・油コブシ(標高626m)周辺を「ECOWAYの森」と名付けてYYVIP易游整備を続けています。

「ECOWAYの森」は0.9haの広さで、市街地を一望する展望所もあります。整備の結果、森の中で観察される植物は10年間で120種類から150種類に増加しています。

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