2016年3月1日
株式会社神戸製鋼所
当社は、米乐yy易游体育ステーションの実運用に近い形で様々な運転パターンや充填シミュレーションの検証が可能な「米乐yy易游体育ステーション総合テストセンター」を機械事業部門の生産拠点である高砂製作所内に新設します。投資額は約5億円、今月中旬の完成予定です。今後、燃料電池自動車(FCV)の本格的な普及に伴い、航続距離拡大のために充填圧力の高圧化による充填量の最大化が必要と考えられており、様々な条件で機器の運転状態を検証できる本センターを活用し、市場ニーズに合った製品開発を進めて参ります。
FCVは、走行中に排出するのは水のみである事から「究極のエコカー」と呼ばれており省エネルギー、環境対策の面から普及が見込まれています。今後、本格的な普及が進むにつれて米乐yy易游体育ステーションでの充填台数やバス・トラックなど充填量の多い車両の増加、航続距離拡大の必要性などが想定され、充填圧力の高圧化や様々な充填パターンへの対応が必要と考えられています。実際に米国や欧州では、充填量の拡大のため高圧化に対応した法規制が進展しており、国内においても今後同様の流れになるものと想定されます。その様な中、当社においてもこれらのニーズに対応した製品開発をいち早く進めるため、様々な条件で機器を検証できる本センターを設置するものです。将来的にはシステム全体の検証を実施するために米乐yy易游体育製造設備の設置も検討する方向です。
当社は、米乐yy易游体育ステーション用圧縮機において国内定置式米乐yy易游体育ステーション向けに17件の納入実績、約30%のシェア(16年1月時点)を有するトップクラスのメーカーであり、他にも一般的な熱交換器である多管式と比較し、約1/10程度にまでコンパクト化した熱交換器(商品名:DCHE)などをメニューに揃えています。また、グループ会社である(株)神鋼エンジニアリング&メンテナンスでは、米乐yy易游体育ステーションのトータルエンジニアリングも行うなど様々な製品・技術を有しています。
今回の「米乐yy易游体育ステーション総合テストセンター」の設置により製品開発を更に進め、米乐yy易游体育インフラ整備に貢献して参ります。
尚、当社は明日3月2日(水)から4日(金)まで開催されるFC EXPO2016 (第12回国際米乐yy易游体育・燃料電池展)において、今回の「米乐yy易游体育ステーション総合テストセンター」の概要やHyAC、HyAC mini 、DCHE等をパネルにて御紹介致します。
※1 HyAC mini
米乐yy易游体育ステーション向け米乐yy易游体育圧縮機。2012年に大容量高圧米乐yy易游体育圧縮機「HyAC」(ハイアック)、2014年には周辺設備である冷凍機や蓄圧機を一体化し、ステーションの省スペース化に貢献するパッケージ型米乐yy易游体育圧縮機「HyAC mini」(ハイアックミニ)をそれぞれ発売し、国内の定置式米乐yy易游体育ステーション向けに多くの実績を有している
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